二元の視点は必要です【相手と向き合う】

最近、何かと話題の非二元論の女性に寄せられた相談と回答



Q「過去にとても悲しい苦しいことがあり、何年たってもその感情がよみがえるとき、どうすればいいでしょうか？」

A「それをどうにかしようとすることは、出来ないことなんですね。起きていることからは逃げられないですし・・・」

「自由っていうのは、その（苦しい）感情・感覚の中にあるんですよね。そこから逃げることではなくて」





‥




‥




あなたは虫歯になったら、それをどうにかしようとして歯医者さんに行かないの？





「歯が痛いことからは逃げられないですし」 「自由っていうのは、その（歯が痛い）感情・感覚の中にあるんですよね。そこから逃げることではなくて」





とか、言ってひたすらガマンしませんよね（笑）？





ちゃんと歯科医院に予約して、完治するまで通い続けますよね（笑）？





あなたは何を言っているの？





要するに「感情をあるがままに受け入れましょう」といった意味でしょうが実際に感情に囚われている人に、いきなり、もっともらしく非二元論をマニュアル的に回答しても何にもなりません、無意味です。


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実際に僕自身、過去の感情に苦しんで来ましたからよく解ります。





「もう、いろんな本を読んできたから『感情をあるがままに受け入れましょう』という意味は解る。でもそれが出来ないから苦しんでいるんだ！」というのが実情では無いでしょうか？




非二元というのは、自他を超えて物事をひとつに捉える俯瞰の視点。





二元は、自分と他人を明確に分けて向かい合う対面の視点です。





実際に悩み、苦しんでいる人からの相談を受けるには、その人と向き合って、その人の問題をその人の立場に立って考える二元の視点が必要です。





このブログのコメント欄にも、さまざまな悩みをもたれた方々が相談を寄せられます。





僕は非二元のもっともらしいマニュアル返答で誤魔化さず、その方々と向き合って来ました。




冒頭の質問をされた方がもし、こちらに相談されたら僕はこの様に答えます。




Q「過去にとても悲しい苦しいことがあり、何年たってもその感情がよみがえるとき、どうすればいいでしょうか？」


A「僕も同じような悩みで苦しんで来ましたから、お気持ちはよく理解出来ます。


もう過ぎ去った出来事なのに感情が現在に蘇ってくる。忘れたいのに、いつまでも忘れられない。


『あんな事さえなければ‥』と後悔の念が沸き、自分や当時の関係者を責めたくなると想われます。


もしかしたら、あなたは信じられないかもしれませんが、その苦しみの感情や、その原因と想われる出来事は全てあなたが『苦しみたいから、苦しんでいる』『その感情を蘇らせたいから、蘇らせている』だけです。


あなたの今見ているもの、聞いているもの、肌に感じるもの、心に浮かぶ思考感情全て、内側も外側もあなたが今、望んで創りたくて創ったものです。




つまり『そうしたいから、そうしている』『創造したいから創造している』。




他に理由も原因もありません。




あなたの中には、あなたが望む事も望まない事もどんどん勝手に気まぐれに創造し続ける働きがあります。




それを僕は【エゴの働き】と呼んでいます。




あなたの「悲しみ、苦しみ」「その原因と想われる出来事」といった内面の感情思考観念記憶想像のみならずあなたの身体やあなたの外側の現実と想っているものや、あなたの存在そのものも全部、「気まぐれでそうしたいから、そうしているだけ」の【エゴの働き】




ですので【全てはエゴの働き】と捉えて気付き、気付き続けます。



【エゴの働き】に気付き、それをどうこうする必要はなく、そのまま『そうしたいから、そうしている』『創造したいから創造している』という事実に気付きつづけるだけで良いです。




そうして行くと、自然と悲しみ、苦しみといった感情、出来事が消えて行き今度はあなたが望む感情、出来事が『そうしたいから、そうしている』『創造したいから創造している』状態で創り出されます」と。





今までに同じような御相談に答えてきましたが、相談された方は『感情をあるがままに受け入れる』という結論に至られています。




マニュアル的に結論を言うのでは無く、相手から結論を導きだす。





その人の視点に立ち、その人の悩みを自分の課題として捉える




そして、その人と共に問題を解決して行く。




その二元の視点に立ってこそ、実は自他を超えた非二元が理解出来ます。




何故ならば、自分が関わった相手の問題は、自分が創造した、自分の課題でも有り、自他を超えたひとつのものでも在るからです。




僕は、コメント欄のさまざま方の悩みを自分の課題と捉えてお答えして来た結果、気付きが深まって来ました。






相手と向き合う二元の視点は必要です。





それは相談される立場だけで無く、全てのコミュニケーションにも言える事で良好で円滑な人間関係を創造する事に繋がります。



【エゴに気付く】エゴから自由になる



二元の視点で相手と向き合う。



そしてあなたは非二元を本や動画から仕入れたマニュアルでは無く、実感として理解出来るでしょう☆



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